無痛分娩について
無痛分娩について

【特別ページ】
無痛分娩について

1.無痛分娩に関する基本的な考え方

痛みの感じ方や痛みに対する耐性は、個人差が激しく、さまざまです。とりわけ陣痛のような強い痛みに対しては、妊婦さんによっては耐え難いものです。その痛みをただ我慢することは不合理と言えます。 当院では、陣痛が来た時に、ただ、我慢するのではなく、ソフロロジー法を用いた呼吸法の指導や、精神的支援、リラックス法に加えて、硬膜外麻酔による無痛分娩(和痛分娩)、傍子宮頸管ブロックや陰部神経ブロックなどの神経ブロック法、を行うことができます。 麻酔分娩の利点としては、陣痛の痛みを和らげることで、産後の体力が温存できたと感じる人が多いと言われています。

ただ、硬膜外麻酔による無痛分娩で、稀ですが重い症状として以下のような事例が報告されています。

  • 予期せず、脊髄くも膜下腔に麻酔薬が入ってしまい、重症の場合は呼吸ができなくなったり、意識を失ったりすることがある
  • 血液中の麻酔薬の濃度が高くなり、中毒症状が出ることがある
  • 麻酔の針の影響で強い頭痛が起き、場合によっては、処置が必要になることがある
  • 硬膜外腔や脊髄くも膜下腔に血の塊や膿がたまり、手術が必要になることがある。
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また、傍子宮頸管ブロックや陰部神経ブロックなどの神経ブロック法による麻酔分娩については、局所麻酔薬注入時の穿刺によって、母体には局所麻酔中毒、痙攣、多量出血、血腫、感染、神経障害などを発生することがあります。また胎児には重症の胎児徐脈が発生する危険もあります。
このような麻酔分娩の利点と欠点をよく理解した上で無痛分娩を希望していただきたいと思います。
当院では硬膜外麻酔を用いた和痛分娩を主に行っています。
ここで無痛分娩をお考えの妊婦さんを対象とするとても有益なサイトがありますのでご紹介します。「無痛分娩関係学会・団体連絡協議会」The Japanese Association for Labor Analgesia(JALA)のサイトです。類似する名前のHPにご注意ください。ウェブのアドレスはhttps://www.jalasite.org です。写真に示しているのがJALAのHPの表紙になります。こちらの内容もQ&Aなどわかりやすい情報がありますので、参考にされることをお勧めします。

2.インフォームド・コンセントの実施について

無痛分娩希望の患者さんは、当院で開催される無痛分娩クラスの受講が必ず必要です。
予約制です。妊婦健診受診など外来診療において担当医師に受講希望を伝えてください。

無痛問診とは

無痛分娩希望の方の問診内容・無痛分娩許可基準です。
無痛分娩希望の方は、一読ください。

  1. ① 家族が反対していない
  2. ② 局所麻酔薬のアレルギーがない
  3. ③ 腰椎の変形や腰椎の手術歴がない
  4. ④ 穿刺部位に感染がない(皮膚炎・湿疹)
  5. ⑤ 全身に感染がない
  6. ⑥ 出血傾向がない(血小板減少、抗凝固剤使用中、血液凝固異常)
  7. ⑦ 多発性硬化症がない
  8. ⑧ 大動脈弁狭窄症がない
  9. ⑨ 閉塞性肥大型心筋症がない
  10. ⑩ 受診時の体重の肥満度(BMI)が28未満である
  11. ⑪ 事前に無痛分娩教室を受講できる
  12. ⑫ 事前に当院ホームページの無痛分娩に関する記事を読了できる
  13. ⑬ 麻酔施行時にじっとしていることができる
  14. ⑭ 麻酔施行時に背中を丸くし麻酔体位を取ることができる
  • ※③は椎間板ヘルニアの手術後であっても硬膜外麻酔による無痛分娩ができないわけではありませんが、硬膜外腔の癒着のため、麻酔効果が得られにくい場合が想定されることをご承知ください。
  • ※⑩は肥満度(BMI)30以上の高度肥満であっても無痛分娩麻酔ができる場合もありますので院長にご相談ください。

3.無痛分娩の診療実績

当院では1999年11月10日に第1例目の硬膜外麻酔による無痛分娩を開始しました。
1999年以来、2023年までの25年間で総症例数は1405件です。2023年(令和5年)は全経腟分娩者中、無痛分娩で出産した妊婦さんは38%でした。年別症例数は以下に示すグラフのとおりです。

年別症例数は以下に示すグラフのとおりです。

無痛分娩で出産した
妊婦数の年次推移

硬膜外麻酔による無痛分娩症例数の年次推移

4.無痛分娩の説明文書

「和痛分娩の説明文書」(PDF)は硬膜外麻酔による和痛分娩に関する説明と同意文書です。和痛分娩希望の妊婦さんはこの文書に署名捺印をお願いしています。

5.無痛分娩の標準的な方法

主に硬膜外麻酔による「硬膜外鎮痛法」という下半身の痛みを和らげるお産の方法をとっています。
完全な無痛ではなく、痛みの軽減が実際の目標です。分娩Ⅰ期はT10からL1の範囲をブロックし、分娩Ⅱ期はS2からS4の範囲をさらに遮断を試みます。 食事は摂れず絶食となります。水分摂取に関しては、ミネラルウォーターなどの清澄水であれば硬膜外無痛分娩中も摂取できます。点滴による十分な輸液負荷と抗生剤の予防投与を行い、局所麻酔薬を少量ずつ分割注入します。安全のため時間をかけて麻酔薬を投与しますので、麻酔効果の発現まで通常1時間以上の時間を要します。血圧測定と導尿を適宜行います。
麻酔薬の具体的な投与方法は、持続硬膜外注入法やPCA法(患者が痛みを感じたら自分でボタンを押して薬を注入する方法)、PIB法(programed intermittent bolus)(一定時間毎に低濃度の麻酔薬をボーラス投与できるようにプログラムした特殊な輸液ポンプを用いて突発痛を防ぐ方法)を行って鎮痛します。PIBとは「間欠投与」と「PCA」を組み合わせた投与モードを指します。PCA投与後の間欠投与を自動的に遅延させることができ、このため短時間の過量投与を防止することが可能です。また産科麻酔において持続投与+PCA法と比較したところPIBモードは使用麻酔薬薬剤料が有意に低く、患者満足度は有意に高かったとされています。使用薬剤消費量を減少させれば合併症のリスク低減が期待できます。更に間欠投与は持続投与と比較すると薬剤の拡散が持続投与法に比べ約5倍大きいと言われています。そのためPIB法は右側・左側とも知覚遮断域(無痛範囲)が広がり、従来法よりも少ない麻酔薬投与量で効率よく鎮痛効果を得ることができると考えられています。

(文献)
・Cynthia A. Wong, et al.: A Randomized Comparison of Programmed Intermittent Epidural Bolus with Continuous Epidural Infusion for Labor Analgesia Anesth Analg, 2006; 102:904-9br
・A.Murat Kaynar, MD. K.B.Shankar, MD.: Epidural Infusion: Continuous or Bolus? ANESTH ANALG 1999: 89:531-8 LETTERS TO THE EDITOR 534
・Kenichi Ueda, M.D., Wasa Ueda, M.D.,PH.D, Masanobu Manabe, M.D., Ph.D.: A Comparative Study of Sequential Epidural Bolus Technique and Continuous Epidural Infusion. Anesthesiology, 2005:103:126-9

分娩に当たっては原則として計画分娩を行っているため、もし自然陣痛が発来した場合は、平日月曜日から金曜日の日勤帯以外は、原則、無痛分娩の為の硬膜外穿刺や無痛分娩管理を行っておりません。分娩にあたって自然陣痛発頼時点での無痛分娩をご希望の妊婦さんは別途担当医師にご相談いただき対応しています。事前に入院日を決定し、硬膜外カテーテルを腰部に挿入した後、子宮頚部にサービカルバルーン(子宮頚管拡張器)を挿入し、分娩監視装置による胎児心拍と子宮収縮の観察下で陣痛促進剤を少量ずつ投与して分娩誘導しています。BMI30以上の肥満の方、非妊時より13㎏以上に体重増加のある方、硬膜外麻酔実施時に体重が70.0kg以上の方は無痛分娩が施行出来ないことがあります。腰部の皮膚に皮疹があり感染の危険がある方、出血傾向や血液凝固能異常がある方、血小板数が少ない方、脊椎に変形のある方、硬膜外穿刺時に脊椎間の間隙のスペースが非常に狭い方、硬膜外くうに癒着のある可能性のある方、穿刺時にじっとしていることが難しく、体を動かされる方、その他医学的に硬膜外麻酔が禁忌である方は硬膜外麻酔による無痛分娩はできません。

傍子宮頸管ブロックや陰部神経ブロックなどの神経ブロック法による麻酔分娩については、通常、天ヶ瀬寛信医師のみが実施を担当しております。天ヶ瀬寛信医師が不在中は実施できません。麻酔効果が不安定で、全く効果が出ない場合もあること、大きな血種形成や感染を起こし輸血や大きな手術・抗生物質など内科的治療が必要になる可能性があることをご留意ください。

6.分娩に関連した急変時の体制

麻酔分娩のインシデント・アクシデント発生時の具体的な対応については院内無痛分娩マニュアル、無痛分娩看護マニュアルに基づいて対応する。 母体急変時の初期対応(J-CIMELS)を実施しつつ可及的速やかに連携施設へ母体搬送する。 新生児仮死の初期対応・新生児の急変時の初期対応(NCPR)を実施しつつ可及的速やかに連携施設に新生児搬送する。 以下のリストにある各病院の医療連携室から連携医療機関登録証を発行されています。院内に登録証を掲示しています。

  • 九州大学病院
  • 福岡大学病院
  • 福岡市立こども病院
  • 済生会福岡総合病院
  • 福岡徳洲会病院
  • 雪の聖母会 聖マリア病院
  • 独立行政法人国立病院機構 九州医療センター
  • 国家公務員等共済組合連合会 浜の町病院
  • 日本赤十字社 福岡赤十字病院

7.危機対応シミュレーションの実施歴

院内研修会

(会場:4 階旧アンジュブラン・4階パラダイスホール・1 階アンジュブラン・LDR・手術室・授乳室)

2018 年

  • 1 月 31 日 胎児心拍数図判読トレーニング
  • 2 月 1 日 無痛分娩に使用するスマートポンプの操作トレーニング
  • 2 月9日 インターサージカル i-gel を使用した成人蘇生法トレーニング
  • 3 月 30 日 ガイドラインにそった分娩の管理について
  • 8 月 2 日 BLS(一次救命措置)トレーニング
  • 9 月 21 日 局所麻酔薬の使用方法 局所麻酔中毒発生時の対応
  • 10 月 1 日 緊急時フローチャート 局所麻酔中毒について
  • 11 月 1 日 緊急時の対応 (母体搬送、新生児搬送、緊急帝王切開)
  • 12 月 21 日 医療ガスについて
  • 12 月 28 日 硬膜外麻酔分娩の助産・看護管理について
  • 12 月 29 日 無痛分娩の薬剤について

2019 年

  • 1 月 25 日
    会場:あまがせ産婦人科 4 階 パラダイスホール
    スミスメディカル社のスマート輸液ポンプ「キャドソリス」の使用法と実習
  • 2 月 1 日
    会場:あまがせ産婦人科 2 階 ナースステーション
    硬膜外麻酔時に使用する物品の使い方・見かた
  • 2 月 5 日
    会場:あまがせ産婦人科 4 階 パラダイスホール
    麻酔に必要な解剖学と基礎知識
  • 2 月 22 日 硬膜外麻酔分娩の助産・看護管理
    会場:あまがせ産婦人科 4 階 パラダイスホール
  • 3 月 1 日 硬膜外麻酔分娩の助産・看護管理
    会場:あまがせ産婦人科 4 階 パラダイスホール
  • 3 月 4 日 硬膜外麻酔分娩の助産・看護管理硬膜外麻酔分娩の助産・看護管理
  • 3 月 29 日 硬膜外麻酔の初期鎮痛投与 少量分割投与の手順
  • 4 月 9 日 硬膜外麻酔時の4つのテスト、麻酔範囲の評価
  • 4 月 26 日 硬膜外麻酔時の4つのテスト、麻酔範囲の評価
  • 5 月 30 日 母体急変時の初期対応 グループシュミレーショントレーニング
  • 6 月 5 日 母体急変時の初期対応 弛緩出血
  • 9 月 13 日 BLS(一次救命措置)トレーニング
  • 11 月1日 硬膜外麻酔時のドレッシング材について
  • 11 月 12 日 医療ガスについて
  • 12 月 5 日 胎児心拍数図について 判読トレーニング

2020 年

  • 1 月 31 日 全脊椎麻酔・高位脊椎麻酔・局所麻酔中毒 J-CIMELS 緊急シナリオトレーニング
  • 2 月 1 日 福岡大学周産期研究会 第 7 回無痛分娩研究会参加
  • 2 月 17 日 無痛分娩 スマートポンプの使用方法について
  • 4 月 9 日 無痛分娩経過表の書き方
  • 4 月 12 日 新生児蘇生法トレーニング
  • 5 月 7 日 新生児の初期蘇生について
  • 5 月 25 日 麻酔器の取り扱い 操作トレーニング
  • 7 月8日 9 日 14 日 15 日 ヘパリン使用患者の硬膜外カテーテル管理
  • 8 月 8 日 胎盤早期剥離の対応 安全な出産のために グループディスカッション
  • 9 月 24 日 周産期 Web セミナー参加 周産期医療における当センターの取り組み
  • 10 月 27 日 シンリンジポンプ、輸液ポンプ PMDA 医療安全情報から医療事故について
  • 11 月 18 日 医療ガスについて

2021 年

  • 1 月 31 日 新生児蘇生法更新講習会
  • 3 月 27 日 誘導分娩・促進分娩 子宮収縮剤の使用方法について
  • 4 月27日 無痛分娩中の管理について
  • 4 月 31 日 無痛分娩時の誘導分娩・促進分娩 子宮収縮薬の使用方法について
  • 7 月 2 日 福岡大学周産期研究会 第 8 回無痛分娩研究会参加
  • 9 月 3 日無痛分娩と子宮収縮薬の投与方法について
  • 9 月 29 日無痛分娩の症例検討 血尿 弛緩出血
  • 10 月 14 日
    第 37 回日本分娩研究会 Web 開催「無痛分娩ケアの質の向上 分娩時のケア」 岡山:三宅貴仁会長
  • 10 月 20 日感染予防 手指の消毒
  • 10 月 28 日 合併症妊婦の管理について HDP①
  • 11 月 25 日 合併症妊婦の管理について HDP②
  • 12 月 2 日成人蘇生 急変時の対応 救急カート
  • 12 月 12 日新生児蘇生法認定講習会
  • 12 月 23 日新生児蘇生法 症例検討
  • 12 月17日 医療機器の管理について
  • 12 月 23 日 新生児蘇生法 症例検討

2022 年

  • 1 月 27 日 新生児蘇生法 個別シュミレーショントレーニング
  • 1 月 27 日
    新生児蘇生法 「2021 年アップデートの理解を深める」
    (国際蘇生連絡委員会(ILCOR)より 2021 年度の新生児蘇生ガイドラインの Update)
  • 1 月 16 日〜2 月 26 日
    オンライン学習 第125回日本産科麻酔学会学術集会講演「NCPR のきも・2021 アップデートも交えて」
  • 3 月 16 日〜4 月 15 日
    緊急帝王切開シュミレーショントレーニング 「入院から手術準備と介助」
  • 4 月 28 日 胎児心拍数図の判断と保存的処置の実践
  • 5 月 22 日 新生児蘇生法「専門コース講習会」インストラクター福岡赤十字病院小児科長友太郎先生
  • 5 月 16 日〜6 月 15 日 ソフロロジー式分娩教育法と無痛分娩
  • 6 月 16 日〜7 月 15 日 子宮収縮剤の使用と管理
  • 6 月 23 日 輸液ポンプの取り扱い(アトムメディカル講習)
  • 7 月 13 日 感染防止の技術「スタンダードプリコーションの確認」
  • 7 月 28 日 成人蘇生法 CPR マネキンで実践トレーニング
  • 9 月 15 日 無痛分娩 JALA カテゴリーD 講習について 日本産科麻酔学会動画の視聴
  • 9 月 21 日 無痛分娩の管理 「全脊麻、高位脊麻について」

8.無痛分娩麻酔管理者の資格要件、研修歴、無痛分娩実施歴、講習会受講歴

無痛分娩については、複数の死亡事案が発生したことを受け、厚生労働省より無痛分娩に関する通知が各都道府県衛生主管部(局)長宛に行われました。

・「無痛分娩の安全な提供体制の構築について」
(平成30年4月20日付け医政総発0420第3号・医政地発0420第1号厚生労働省医政局総務課長・地域医療計画課長連名通知)

無痛分娩に関する安全な人員の体制構築に関し、医院内で無痛分娩麻酔管理者等を定めることが求められており、ここに情報開示します。

無痛分娩麻酔管理者 
氏名 天ヶ瀬寛信

資格要件

  • 日本産科婦人科学会 専門医
  • 日本専門医機構産婦人科 専門医
  • NCPR2020(新生児蘇生法「専門コース」)更新修了

麻酔科研修歴

  • 研修施設:国立福岡中央病院麻酔科 (指導医:麻酔科部長:園田博邦先生)
  • 期間:1993年4月1日~1993年8月12日
  • 経験症例数:硬膜外麻酔 66例 / 全身麻酔 48例

帝王切開における
硬膜外麻酔実施歴・経験症例数

  • 実施施設:あまがせ産婦人科
  • 期間:1997年1月1日~2018年12月31日
  • 総経験症例数208例

硬膜外麻酔による
無痛分娩実施歴・経験症例数

  • 実施施設:あまがせ産婦人科
  • 期間:1999年11月10日~2018年12月31日
  • 172例

講習会受講歴

第8回福岡県医師会ACLS研修会
(日本救急医学会認定ICLSコース) 修了

  • 開催日:2011年2月6日
  • 開催会場:福岡県医師会館
  • 会長:福岡県医師会 会長 松田峻一良

第117回日本産科麻酔学会学術集会
「産科麻酔の展開 -周産期医療の向上を目指して-」

  • 開催日:2013年11月30日
  • 開催会場:ステーションコンファレンス東京
  • 会長:北里大学医学部産科主任教授 北里大学病院長 海野信也先生

TOG実践セミナーin大阪2013
~母体救命実践講座
母体死亡を防ぐために

  • 開催日:2013年12月8日
  • 開催会場:大阪国際会議場
  • 講師:大阪府立母子センター 産科主任部長 光田信明先生
  • 講師:りんくう総合医療センター・泉州救命救急センター副院長
    救命救急センター所長長 松岡哲也先生
  • 実習:「母体急変時の初期対応」(京都プロトコール)

熊本産科麻酔セミナー

  • 開催日:2016年10月28日(金)18:30-
  • 開催会場:熊本大学医学部付属病院 山崎記念館
  • 講師:北里大学医学部 新世紀医療開発センター
    周生期麻酔・蘇生学 准教授 加藤里絵先生
  • 講師:順天堂大学医学部附属練馬病院 麻酔科 准教授 岡田尚子先生

第120回日本産科麻酔学会学術集会
「分娩周辺期の痛みを考える」

  • 開催日:2016年11月26日
  • 開催会場:都市センターホテル
  • 会長:順天堂大学 産婦人科教授 竹田省先生

J-CIMELS(日本母体救命システム普及協議会) 公認講習会(ベーシックコース)

  • 開催日:2018年11月25日
  • 開催会場:福岡大学医学部医学情報センター棟4階
  • 福岡県産婦人科医会(副会長・J-CIMELS福岡担当理事:濱口欣也先生)

第4回福岡大学周産期研究会・第6回無痛分娩研究会(伝達講習会)

  • 開催日:2019年3月15日
  • 会場:福岡大学医学部研究棟本館3階A会議室
  • 総合司会:福岡大学産婦人科 倉員正光先生
  • 演題1. 助産師としての無痛分娩の管理と分娩介助(1)助産師 森愛菜美先生
  • 演題2. 助産師としての無痛分娩の管理と分娩介助(2)助産師 畑中美咲先生
  • 演題3. 産科麻酔のマネージメント 麻酔科医師 千々岩絵里子先生
  • 演題4. 無痛分娩の管理と課題 産婦人科医師 深川怜史先生

第16回福岡県医師会ACLS研修会(日本救急医学会認定ICLSコース)

  • 開催日:2019年3月21日
  • 福岡市民病院 救急科 科長  野田英一郎先生
  • 開催会場:福岡県医師会館 5階研修室・6階研修室

第123回日本産科麻酔学会学術集会 上條記念館

  • 2019年11月23日
  • 会長 昭和大学医学部麻酔科学講座教授 加藤里絵
  • 無痛分娩関係学会・団体連絡協議会(JALA)主催カテゴリーA
  • 受講終了証番号 2019-A165
  • 議長 海野信也

第6回福岡大学周産期研究会 第7回無痛分娩研究会

  • 2020年2月1日
  • 福岡大学医学部産婦人科学教室・麻酔科学教室福岡大学医学部A会議室
  • 「産科医からみた無痛分娩の管理」
  • 北里大学病院修さん母子生育医療センター 准教授 望月順子
  • 「無痛分娩の基本とトラブルシューティング」
  • 昭和大学医学部麻酔科 講師 細川幸希

J-MELS 硬膜外鎮痛急変コース

  • 2021年3月7日
  • 無痛分娩関係学会・団体連絡協議会(JALA)
  • 「無痛分娩の安全な診療体制のための講習会」 カテゴリーB
  • 福岡大学病院 看護学科棟
  • 日本産婦人科医会会長 木下勝之 日本母体救命システム普及協議会 代表 石渡勇
  • 日本母体救命システム普及協議会(J-CIMELS) 主催J-MELS母体救命コース
  • J-MELS硬膜外鎮痛急変コース修了証書 修了証番号 210307-E-01

第10回福岡大学周産期研究会・第8回無痛分娩研究会

  • 2021年7月2日
  • 福岡大学医学部研究棟本館3階A会議室
  • 「局所麻酔薬中毒の管理」
  • 兵庫医科大学 麻酔科学・疼痛制御学講座 教授 狩谷伸享

第125回日本産科麻酔学会学術集会

  • 2021年12月4日(土) ~ 12月5日(日)
  • 会場:ウインク愛知
  • 学術集会長:田中 基(名古屋市立大学病院 麻酔科・無痛分娩センター)
  • テーマ:「チームで創る産科麻酔」
  • 特別講演2 12月4日土曜日10:30-11:30
  • 無痛分娩の安全性向上のために-無痛分娩関係学会・団体連絡協議会(JALA)の活動報告(2021年度)
  • 座長:近江禎子(東京慈恵医科大学付属第三病院 麻酔科)
  • 演者:海野信也(北里大学医学部 産婦人科学(産科学))

無痛分娩関係学会・団体連絡協議会(JALA)Web講習会

  • 2022年1月28日
  • Web: https://www.jalasite.org
  • WEB講習会一覧
  • ① JALA カテゴリーA講習 カテゴリーA
  • 開催期間2021/05/12 ~ 2022/05/11受講日 2022年1月28日受講修了
  • ② JALA カテゴリーB講習 カテゴリーB
  • 開催期間2021/06/09 ~ 2022/06/08受講日 2022年1月28日受講修了
  • ③ JALA カテゴリーD講習 カテゴリーD
  • 開催期間2021/06/09 ~ 2022/06/08 受講日 2022年1月28日受講修了
  • JALA Web講習会 内容
  • 演題名:JALA The Japanese Association for Labor Analgesia講習会カテゴリーA:「安全な産科麻酔の実施と安全管理に関する最新の知識の習得及び技術の向上のための講習会」第1部
  • 演者:無痛分娩関係学会・団体連絡協議会 総会議長 海野信也先生 (令和元年度厚生労働科学研究「周産期医療の質の向上に寄与するための、妊産婦及び新生児の管理と診療連携体制についての研究」分担研究「無痛分娩の安全な提供体制の構築のための諸体制の開発に関する研究」研究分担者)
  • 演題名:JALA The Japanese Association for Labor AnalgesiaカテゴリーA:「安全な産科麻酔の実施と安全管理に関する最新の知識の習得及び技術の向上のための講習会」第2部
  • 演者:近江禎子先生 無痛分娩関係学会・団体連絡協議会 研修体制分科会長
  • 演題名:JALA The Japanese Association for Labor AnalgesiaカテゴリーB:無痛分娩の安全な診療のための講習会
  • 「産科麻酔の安全管理システム構築に向けた麻酔科医のための無痛分娩講座」
  • 演者:順天堂大学 麻酔科・ペインクリニック 岡田祥子先生
  • 演題名:JALA The Japanese Association for Labor AnalgesiaカテゴリーD:無痛分娩の安全な診療のための講習会
    (安全な産科麻酔の実施と安全管理に関する最新の知識の修得及び技術の向上のための講習会)
  • 演者:JALA The Japanese Association for Labor Analgesia (団体)
  • 受講認定番号:
  • カテゴリーA:受講認定番号JALA-0001-2201026-001 合格済(受講日 2022-1-28)
  • カテゴリーB:受講認定番号JALA-0002-2201010-001 合格済(受講日 2022-1-28)
  • カテゴリーD:受講認定番号 JALA-0003-2201070-001 合格済(受講日 2022-1-28)

第18回福岡県医師会ACLS研修会

  • 開催日:2022年3月27日
  • 講師:野田英一郎先生(九州医療センター救命救急部長)
    講師:喜多村泰輔先生(福岡大学病院准教授)
    県医師会担当理事:横倉義典先生(福岡県医師会理事)
  • 開催会場:福岡県医師会
  • 福岡県医師会 会長 蓮澤浩明
  • (本コースは日本救急医学会認定ICLSコースである。コース認定番号2240019 日本救急医学会 代表理事 坂本哲也)
  • (日本医師会ACLS(2次救命処置)研修終了証 指定研修会番号2240A017 2022年5月10日 日本医師会 会長 中川俊男)

9.麻酔担当医の研修歴、無痛分娩実施歴、講習会の受講歴

麻酔担当医 氏名 天ヶ瀬寛信

当院では、麻酔担当医の天ヶ瀬寛信医師以外に、複数の麻酔科標榜医が硬膜外針による穿刺術、硬膜外カテーテル挿入、麻酔薬のテスト注入を行います。 天ヶ瀬寛信医師の研修歴、無痛分娩実施歴、講習会の受講歴は8.無痛分娩麻酔管理者の資格要件、研修歴、無痛分娩実施歴、講習会受講歴の記載と同様です。

その他の無痛分娩硬膜外麻酔担当医

伊東四郎  厚生労働省認定麻酔科標榜医
衛藤陽一  日本麻酔科学会指導医・専門医
天ヶ瀬慶彦 日本産科婦人科学会専門医

10.無痛分娩研修終了助産師の研修歴、無痛分娩実施歴、講習会の受講歴

JALAカテゴリーD聴講者・NCPR資格取得者・アドバンス助産師リスト

中島和子

資格要件

  • NCPR2015(新生児蘇生法「専門コース」)修了
  • アドバンス助産師 
  • 助産実践能力習熟段階(クリニカルラダー)レベルⅢ認証取得
  • 無痛分娩研修終了助産師

講習会受講歴

第8回福岡県医師会ACLS研修会
(日本救急医学会認定ICLSコース) 修了

  • 開催日:2011年2月6日
  • 開催会場:福岡県医師会館
  • 会長:福岡県医師会 会長 松田峻一良

第117回日本産科麻酔学会学術集会
「産科麻酔の展開 -周産期医療の向上を目指して-」

  • 開催日:2013年11月30日
  • 開催会場:ステーションコンファレンス東京
  • 会長:北里大学医学部産科主任教授 北里大学病院長 海野信也先生

TOG実践セミナーin大阪2013
~母体救命実践講座
「母体死亡を防ぐために」

  • 開催日:2013年12月8日
  • 開催会場:大阪国際会議場
  • 講師:大阪府立母子センター 産科主任部長 光田信明先生
  • 講師:りんくう総合医療センター・泉州救命救急センター副院長
    救命救急センター所長長 松岡哲也先生
  • 実習:「母体急変時の初期対応」(京都プロトコール)

熊本産科麻酔セミナー

  • 開催日:2016年10月28日(金)18:30-
  • 開催会場:熊本大学医学部付属病院 山崎記念館
  • 講師:北里大学医学部 新世紀医療開発センター
    周生期麻酔・蘇生学 准教授 加藤里絵先生
  • 講師:順天堂大学医学部附属練馬病院 麻酔科 准教授 岡田尚子先生

J-CIMELS(日本母体救命システム普及協議会) 公認講習会(ベーシックコース)

  • 開催日:2019年2月23日
  • 開催会場:広島大学病院
  • 広島県産婦人科医会

第4回福岡大学周産期研究会・第6回無痛分娩研究会(伝達講習会)

  • 開催日:2019年3月15日
  • 会場:福岡大学医学部研究棟本館3階A会議室
  • 総合司会:福岡大学産婦人科 倉員正光先生
  • 演題1. 助産師としての無痛分娩の管理と分娩介助(1)助産師 森愛菜美先生
  • 演題2. 助産師としての無痛分娩の管理と分娩介助(2)助産師 畑中美咲先生
  • 演題3. 産科麻酔のマネージメント 麻酔科医師 千々岩絵里子先生
  • 演題4. 無痛分娩の管理と課題 産婦人科医師 深川怜史先生

硬膜外麻酔による無痛分娩実施歴・経験症例数

  • 実施施設:あまがせ産婦人科
  • 期間:1999年11月10日~2018年12月31日
  • 100例以上の硬膜外麻酔による無痛分娩を経験した。硬膜外麻酔を施行した産婦とその家族に対し支援を行い、全身状態の把握と母子の安全確保、看護部内の助産師・看護師の指揮・指導、麻酔担当医への報告連絡相談を行った。

今岡央子

資格要件

  • NCPR2015(新生児蘇生法「専門コース」)修了
  • アドバンス助産師 
  • 助産実践能力習熟段階(クリニカルラダー)レベルⅢ認証取得
  • 無痛分娩研修終了助産師

講習会受講歴

第4回福岡大学周産期研究会・第6回無痛分娩研究会(伝達講習会)

  • 開催日:2019年3月15日
  • 会場:福岡大学医学部研究棟本館3階A会議室
  • 総合司会:福岡大学産婦人科 倉員正光先生
  • 演題1. 助産師としての無痛分娩の管理と分娩介助(1)助産師 森愛菜美先生
  • 演題2. 助産師としての無痛分娩の管理と分娩介助(2)助産師 畑中美咲先生
  • 演題3. 産科麻酔のマネージメント 麻酔科医師 千々岩絵里子先生
  • 演題4. 無痛分娩の管理と課題 産婦人科医師 深川怜史先生

第16回福岡県医師会ACLS研修会(日本救急医学会認定ICLSコース)

  • 開催日:2019年3月21日
  • 福岡市民病院 救急科 科長  野田英一郎先生
  • 開催会場:福岡県医師会館 5階研修室・6階研修室

硬膜外麻酔による無痛分娩実施歴・経験症例数

  • 実施施設:あまがせ産婦人科
  • 期間:1999年11月10日~2018年12月31日
  • 100例以上の硬膜外麻酔による無痛分娩を経験した。硬膜外麻酔を施行した産婦とその家族に対し支援を行い、全身状態の把握と母子の安全確保、看護部内の助産師・看護師の指揮・指導、麻酔担当医への報告連絡相談を行った。

11.日本産婦人科医会の偶発事例報告事業・妊産婦死亡報告事業への参画状況

有り

12.無痛分娩の費用について(無痛分娩管理料)

時間内に行われる無痛分娩の費用の簡略な説明

無痛分娩の基本料金:12万円
※予定外に硬膜外穿刺・腰部カテーテル挿入を行う場合は、
時間外料金は1万円、
深夜料金は3万円、
休日料金は2万円、
が追加料金として加算されます。

※計画分娩で入院後、結局分娩に至らず、硬膜外カテーテルを抜去して一時退院となった場合などの費用は 12万円ではなく、無痛分娩手技管理料として 4 万円となります。また、再入院時に再度腰部硬膜外穿刺とカテーテル留置を行った場合は8万円かかります。

無痛分娩麻酔で加算が付く時間外・休日・深夜加算の時間帯についての説明

  • ① 時間外加算の時間帯 午前8時以前と午後6時以降
  • ② 深夜加算の時間帯 午後10時から午前6時
  • ③ 休日:休日とは日曜日と祝日と当院が決めた休診日(年末年始など)となります。

※当院の指示で正常分娩の計画誘導分娩の入院時間が時間外になる場合には、時間外加算はありません。

※麻酔科担当医師も予定外の場合はご自身のご都合がございます。時間外などの急な麻酔対応ができない場合があります。この場合通常の対応時間帯が来るまでお待ちいただきます。

無痛分娩の費用の詳細な説明

無痛分娩の基本料金は 12 万円です。原則として平日の月曜日から金曜日の午前 7 時から午後5時までの期間に硬膜外麻酔のための硬膜外穿刺と硬膜外カテーテルの挿入を行っています。
医療安全を維持する見地から無痛分娩を担当する医師の集約化を目的にこの時間帯での対応となっています。

② 深夜や早朝の時間帯、土曜日・日曜日や国民の祝日、医院が決めた休診日(年末年始・学会出張による休診・医師の病気による休診など)に硬膜外麻酔のための硬膜外穿刺と硬膜外カテーテルの挿入を行った場合は別途、時間外麻酔の追加料金として
時間外料金は1万円、
深夜料金は3万円、
休日料金は2万円、
が加算されます。

無痛分娩での時間外料金の設定時間ですが、

時間外料金の設定時間:(平日の月~土曜日の午前 8 時以前と午後 6 時以降・土曜日の場合午前 8 時前と正午以降)(麻酔担当医や医院の都合で時間外に無痛分娩をお願いする場合には時間外料金はありません)

深夜料金の設定時間(午後 10 時から午前 6 時)、(麻酔科医や医院の都合で深夜に無痛分娩をお願いする場合には深夜料金はありません)

休日料金の設定時間は日曜日・国民の祝日、年末年始(12 月 29 日~1 月 3 日)、当院が決めた休診日(医師の学会出席による不在期間など)(麻酔担当医や医院の都合で休日に無痛分娩をお願いする場合には休日料金はありません)

となっています。

※麻酔科担当医師も予定外の場合はご自身のご都合がございます。
時間外などの急な麻酔対応ができない場合があります。この場合通常の対応時間帯が来るまでお待ちいただきます。

④ 麻酔担当医師による硬膜外穿刺の開始時間をもって、料金発生時間と定義しています。
硬膜外穿刺施行後から急速に分娩が進行したため十分な無痛効果が得られなかった場合や、硬膜外穿刺施行後に短時間で母児の状態が変化し緊急帝王切開術が必要になった場合も規定通り12万円+α(時間外など)の無痛分娩料金が発生します。

となっています。

⑤ 計画分娩で入院後、結局分娩に至らず、硬膜外カテーテルを抜去して一時退院となった場合はその間の無痛分娩手技料・管理料として4万円の料金が発生します。(この場合の次回再入院時の無痛分娩料金は基本料金の割引額(8万円)+α(時間外など)となります)

⑥ 例外的に麻酔担当医師や当院の都合で、時間外や深夜、早朝、土曜日・日曜日や国民の祝日、当院が決めた休診日に無痛分娩実施をご提案する可能性があり、この場合は無痛分娩の費用は基本料金の 12 万円のままで追加料金は加算されません。(医療安全を維持する見地から無痛分娩を担当する医師の集約化を目的にこのようなご提案をする可能性があります)

⑦ すでに有効な鎮痛効果を得られると考えられる信頼できる硬膜外カテーテルが平日の時間内に穿刺処置され、すでに体内に「信頼できるカテーテル」が留置されている場合は、深夜や休日に無痛分娩の鎮痛投薬を行う場合でも追加料金は徴収していません。

⑧ 別途時間外や深夜などの追加料金が発生するのは、「信頼できないカテーテル」の場合に麻酔科医師を時間外や深夜・休日時間帯に急遽呼び出して、硬膜外穿刺手技・カテーテル挿入を行う場合です。

注)「信頼できないカテーテル」:局所麻酔中毒や高位脊椎麻酔を引き起こすリスクのあるカテーテルや、カテーテル先の留置部位が最適部位に存在せず、この結果十分な麻酔領域を得られないと考えられるカテーテルを、「信頼できないカテーテル」と呼ぶ。

13.ウェブサイトの更新日時

①JALA登録時初版(2019.4.1作成)

当院は「無痛分娩関係学会・団体連絡協議会」The Japanese Association for Labor Analgesia(JALA)(2019年2月8日) に参画しています。JALAの「無痛分娩診療体制情報公開事業」にも参画しています。
JALA事務局(2019-09-17 19:03):あまがせ産婦人科のJALAウェブサイトの初回公開処理を行いました。

②JALA登録後第2版(2022.2.16改定)

あまがせ産婦人科
5つの特徴