経口中絶薬の取扱開始について（　メフィーゴ　パック　）

経口中絶薬の取扱開始について（メフィーゴパック）お知らせします。NHKなどで報道されている「経口中絶薬」ですが、２０２３年６月２７日より当院で処方が可能です。まず第１剤を服用し、４８時間後に第２剤服用のため朝９時に再度来院をお願いしています。ただし第２剤の服用後、午前９時より当院での入院も必要になります。８～９割のかたは夕方１７時ごろに退院する日帰り入院を想定しています。詳細は当院ホームページの外来診療ページをご参照ください。経口中絶薬は既に予期せず妊娠してしまった方で身体的・社会的事情からやむなく人工妊娠中絶をせざるを得なくなった妊婦さんが、従来行われていたような中絶手術を行わずにお薬で中絶する方法になります。超音波検査で正確に妊娠９週０日以内の妊婦でなければ経口中絶薬の処方はできません。処置前には健康状態把握のため血液検査が必要です。母体保護法に基づいて処置を行うため、従来の手術法による中絶と同様に、妊婦さんのみでなく配偶者のかたの同意と県知事への届出が必要です。避妊に失敗した場合に妊娠前に着床を阻止するため服用する「緊急避妊薬」（アフターピル）とは異なりますので念のため申し添えます。処方する場合は当院に近い場所に在住していることが条件です。具体的には筑紫地区５市や福岡市を想定しています。