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2018.09.05 / スタッフブログ

妊婦さんへ「風疹からの緊急避難行動のお願い」

妊婦の方へ 風疹が流行してきていますので注意しましょう!

緊急避難行動のお願いが出ていますのでお知らせいたします。

妊婦さんへ風疹からの緊急避難行動のお願い 緊急第2報

風疹流行が首都圏からさらに周囲へと波及しています。

妊婦さんは下記の緊急行動のご注意を守って行動して下さい。

 

≪妊婦自身と周囲に緊急に行動、注意していただきたいこと≫

1風疹罹患者に知らずに接触する可能性があります。

 

2 妊娠20週までの妊婦は地域、周囲からうつされないよう(下記注意* 参照)に自ら注意してください。

 

3地域、周囲に風疹流行がおこっていないか最新の情報を得てください。

流行状況は各地元の保健所や国立感染症研究所のホームページ等で情報が得られま す。
https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ha/rubella.html

 

4妊婦さんは速やかにかかりつけ医で風疹の抗体検査を受けて免疫の有無 を確認してください。

 ①風疹抗体があることが判明するまでは厳重に自己防衛に努めてください。
 ②とくに流行地域では妊娠と診断されたらその場で風疹抗体検査をただちに受けられることをお勧めします。
 ③抗体のない場合は出歩かないなど厳重な防御策をとってください。
 ④妊娠している可能性がある女性、妊娠中の女性は、【麻疹風疹=MR】ワクチンの接種を受けることはできません。 

         

5夫や同居ご家族、職場の同僚など、周りにいる人はただちに罹患歴・予 防接種歴を確認してください。

もし風疹の罹患歴がなく、1 歳以上で 2 回の予防接種の記録がない人が周囲にいた場合は、急ぎ【麻疹風疹=MR】ワクチンの接種を受けてもらってください。ワクチン接種が不可能な場合は地域の流行状況に厳重に注意して夫、同居家族も感染防御に努めてください。

 

6職域等の健康管理者等は妊婦に対して適切な保護対応をしてください。

① 職場等での風疹患者発生時の情報共有・警告発信をしてください。
② 妊婦さんが職場等にいたら厳に接触が起こらないよう出勤を控えさせるなどして保護に努めてください。
③ 成人の多くは軽微な症状だと、継続して出勤、日常活動していることが多くみられます。発熱等の症状が出ている間は、どの疾患によるのか、診断を速やかに受け て下さい。

 

(*)どのようにすればすこしでもうつされないか?

感染は、くしゃみ、咳、唾液のしぶきなどの飛まつによってほかの人にうつります。インフルエンザと同様に、接触感染でも感染します。

発疹の出る 1週間前から症状が消えるまでの期間、感染します。

・不顕性感染でも感染力はあります。

・症状の出揃う時期がうつりやすいピークとなります。

・症状が強いときほど感染力は強いですが、症状がない時にも感染力があることに注意が必要です。

風疹予防はワクチンで防ぐことが最も重要です。

 

風疹について

■潜伏期間 14〜21 日(平均 16〜18日)です。

■初発症状は

1発熱

2耳介後部、後頭部などの首の後ろのリンパ節の腫脹

3全身の発疹で、それは淡紅色の小紅斑や小丘疹を呈します

4眼球結膜が充血し、眼が赤くなります。 なお、症状を伴わない不顕性感染も 15-30%みられます。

■現在風疹に罹っているのは特に 30-50 代の男性が中心です。                                                                                           大人から大人に感染が広がっているのです。30-50代男性は風疹の免疫を 持っていない人が多く、風疹にかかりやすい群です。夫を含め、周囲に風疹 ウイルス感染者がどこにいるかわからない状態です。なお、症状が出る 1 週 間前から周りへ感染させます。

妊娠 20 週頃までの妊婦が風疹ウイルスに感染すると、お腹の中にいる赤ち ゃんにも感染して、赤ちゃんの眼や耳、心臓に影響が及ぶ先天性風疹症候群 (#)が出現するおそれがあります。(#)先天性風疹症候群とは、主に妊娠初期ですが、妊娠 20週頃までの妊婦が風疹ウ イルス感染することによって、難聴、心疾患、白内障などの障害をもって生まれた赤ち ゃんのことを言います。その赤ちゃんは、その後、発育の遅れがみられることがありま す。

風疹抗体検査の支援とワクチン接種

成人女性、夫、パートナー等を対象とした風疹抗体検査の費用助成事業が行われています。お住まいの市区町村保健担当部署に問い合わせをして、積極 的に利用してください。

妊婦さんはまずかかりつけの産科医にご相談ください。 かかりつけ医が風疹に関して正確な情報を得るためには、全国の主要大都市 に設けてある 2 次相談窓口
(風疹り患妊婦 2 次相談施設:2018 年 1 月 22日現在)https://www.niid.go.jp/niid/images/epi/rubella/rec_20180122.pngにご相談いただくこともできます。

 

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