以前、ご紹介した「子宮頸がん予防ワクチン」。
今回は、その続報を少しお知らせいたします。
現在、当院で使用している「子宮頸がん予防ワクチン」は
グラクソ・スミスクライン社の『サーバリックス』
前回も書きましたが
ヒトパピローマウィルス(HPV)
という、 なが~い名前のウィルス感染を防いでくれます。
このHPV、じつは100種類以上もあるんです。
ちなみに、『サーバリックス』が予防してくれるのは
そのなかの「16型」と「18型」。
これは数あるHPVのうち
16型と18型が、子宮頸がんの主な原因だと
わかっているからなんです。
そして、これから発売される予定のワクチンに
アメリカMERCK社の『ガーダシル』というワクチンがあります!
こちらは、HPVのなかでも
「6型」・「11型」・「16型」・「18型」 に効果があるのです。
(ノ゚ο゚)ノ オオ、2ヶ増えている・・・。
なので、『ガーダシル』の場合
子宮頸がんだけでなく、HPV6型・11型にかかわる
尖圭コンジローマの予防にもなるんです。
尖圭コンジローマは
性器や肛門のまわりにイボができる病気。
主に、性行為で感染します。
痛みやかゆみもありますが
センシティブな場所だけに、気持ちのつらい病気ですよね。
新しいワクチンではそれが、いっしょに予防できるようになっています。
ただ、『ガーダシル』は、まだ国内では
発売されていません。
もう少し、時間がかかるようですので
「どっちを受ければいいの?」と
迷ったら。
ぜひ、あまがせ産婦人科の先生に
お気軽にご相談してみてください。
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