「臍ヘルニア」と言われるいわゆる「でべそ」。
赤ちゃんは生まれた直後はへその緒がついています。
赤ちゃんはへその穴を通じてお母さんから
大切な栄養分を送ってもらっていました。
しばらくしてへその緒が取れると穴も自然と
閉じていきます。
この穴が閉じないことがあり、そうなると腸が
皮膚を押し出してしまい臍ヘルニアが起こります。
赤ちゃんの約2割に起こりますが、1歳までに8割
2歳までに9割が自然に治ると報告されています。
治らなければ穴を閉じる手術を行うこともあります。
最近になって、早めに治療する取り組みが
小児科を中心に広がってきているようです。
医師が飛び出た腸をおなかのなかにきちんと戻し
飛び出さないようにガーゼ玉やスポンジを入れて
テープをはる「固定法」です。
治療開始が生後6か月以降だったり
飛び出ている部分や穴のサイズが大きかったりすると
治りにくいと言われていますが
それでも固定することで皮膚のたるみが最小限に
抑えられるので、もし手術になっても
より自然に近いおへそになるそうです。
※この方法はお医者さんの処置が必要になりますので
必ず小児科医に相談のうえ行うようにしましょう。
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